「平成16年度かながわ地域貢献活動センター助成事業が決まりました」
建築士会の会員をはじめ、神奈川県内でまちづくり活動を続けておられる多くの方々から関心をお寄せいただいています「かながわ地域貢献活動センター助成事業」の、平成16年度助成事業が決まりました。
「かながわ地域貢献活動センター」(以下、「活動センター」といいます。)は平成15年4月に発足しており、今回が初めての助成となります。ここでは、助成事業に対する審査選考の経緯と、平成16年度助成事業の紹介をいたします。
1 審査選考の経緯
助成事業の審査にあたり、@一次審査として、「かながわ地域貢献活動センター助成事業審査選考基準要領」等に基づき、平成16年5月末までに応募団体から提出された申請書に基づき、平成16年6月1日に開催された「かながわ地域貢献センター助成審査部会」(以下、「助成審査部会」といいます。)において、応募団体の助成対象及び応募要件等について要件審査を行いました。この結果、7団体が一次審査を通過いたしました。
A次に、一次審査を通過した応募7団体に対し、平成16年6月20日に二次審査を行いました。二次審査では、助成審査部会に対し、応募団体毎に活動のテーマ、活動の目的、活動の内容等について約20分間のプレゼンテーションを行っていただき、その内容について質疑応答を行いました。
Bすべての応募団体のプレゼンテーション終了後、助成審査部会では部会長・副部会長を除く5人の委員により、応募団体に対する8項目の活動内容定性審査を行いました。
以上の3段階の審査に基づき、助成審査部会で慎重な審議を行い、平成16年度は応募団体7団体の中から6団体の助成事業を選定しています。
プレゼンテーション風景
2 審査選考の結果
審査選考の結果、平成16年度助成事業として決定した事業は次の6事業です。
|
助成団体 |
活動内容 |
助成決定額 |
|
NPO法人 ときめき箱根 代表:田中 隆明 |
箱根の自然・歴史の保全活動を、建築士・住民・商工会等が連携して、シンポジウム、歴史観察会、美化活動を展開。子供たちの参加を得た環境教育活動も行っている。 |
100,000円 |
|
NPO法人 横浜・ひと・まち・くらし研究会 代表:中嶋 義臣 |
横浜のまちが持つ多くの有形無形資産を再評価し、市民が活用できるまちづくり情報資源を再構築する活動。メンバーは建築士、デザイナー、大学・企業勤務者、住民等、多様な専門領域で構成。特に横浜の水源地・道志村の環境問題を市民と共有する環境学習活動が主要な活動テーマとなっている。 |
100,000円 |
|
国府津の活性化を計る会 代表:奥津 弘高 |
東海道線の結節点として栄えた国府津の出桁造りの建築物・看板建築の保存・活用及び街並景観の保存活動を目的に商店主、住民、建築士等で結成。地域活性化の一環として歴史的建造物を活用したコンサート活動や見学会活動を活発に行っている。 |
100,000円 |
|
NPO法人 かわさき住環境 ネットワーク 代表:杉野 茂彦 |
1年余りの準備活動を経て、平成16年5月に設立された。高齢化社会を踏まえ、地域社会からの要望が多い、利用者のニーズとかけ離れた住宅改良や高い施工費、安心して相談できる人がいない等の課題を解決するため、専門家と住民による住環境のネットワークづくりの構築を活動目的とする。 |
100,000円 |
|
葉山環境文化デザイン集団 代表:森 洋之助 |
平成12年に結成された、建築士・デザイナー・住民等による組織。活動目的は葉山の別荘建築物の保存・活用や、自然と別荘文化が織り成す街景観の保全活動。特に別荘建築物調査は、建築士や住民が中心になり、継続的に行われている。別荘見学ツアーによる建築文化の向上にも寄与している。 |
100,000円 |
|
旧モーガン邸を守る会 代表:徳重 淳子 |
平成11年に旧モーガン邸の解体・売却問題を契機に、保存運動として建築士・住民・専門家等により結成される。旧モーガン邸の実態調査、建築文化としての評価、買収基金活動等、地道な活動が行われている。 平成16年度は、建築家モーガンの実績を知ってもらう活動として、旧モーガン邸復元計画の提案、モーガン建築見学会、維持管理活動等を展開する。 |
100,000円 |
3 むすび
助成審査部会で選考した6事業につきましては、活動センターから日本建築士会連合会地域貢献活動推進センターに対し、助成金申請を行いました。
なお、各助成事業には、助成団体に対し2回に分けて助成金が交付されます。助成金を受けた団体は、平成17年3月の助成期間終了後、活動センターに「活動報告書」を提出していただくとともに、その活動成果を神奈川県建築士会総会又は活動センターが行う活動報告会等で発表することになっています。
本年度の応募団体は、横浜、川崎、葉山、藤沢、国府津、箱根で活動を展開している活動団体であり、ごらんのように広く神奈川県域に分布しています。このことは、活動センターの助成活動について、広く県内の建築士のみなさんに周知されているとともに、神奈川県内には活動助成を期待している様々な活動団体があることが実証されました。
活動センターでは、以上のように本年度は6事業に対して助成を行うことにいたしましたが、来年度以降も引き続き助成を行ってまいります。皆様方の活動センター助成金を活用した活発で有意義な地域貢献活動の実践を期待しています。
審査部会