『建築士のための不動産基礎知識』

報告者：金子成司

平成22年11月20日（土）スキルアップセミナー『建築士のための不動産基礎知識』を神奈川県建設会館３階会議室にて開催しました。

今回のセミナーは、不動産鑑定士２名（２名共青年委員）による建築士が知っておくべき不動産知識・用語などを解説して頂きました。日頃、何となくこんなことでないかと解釈していたことが思っていたようなことでなく驚くことばかり。

例えば『物権の種類』では、「地上権」はどこまでを指すのか『動産と不動産』では、「不動産に関する物権」にどんな権利が発生しどのようなことを留意する必要があるのか、改めて解説して頂いて目から鱗が落ちるばかりのセミナーでした。また難関である不動産鑑定士試験や海外との情報量の違いを改めて確認し、近年開設した国土交通省の「不動産の取引価格情報提供制度」についても普段不動産業務にかかわらない私達でも閲覧でき取引後の報告も入力できる画期的なシステムでした。（実際にWEBサイトを見ても場所は特定できませんでしたが、非常に参考になりました。） 「借地権」と「登記」に関しての質疑応答が多く、「借地権」については解説時間がかかり司法書士の業務エリアにもなりますので今回はかなりの部分割愛となりましたが「登記」については、当委員会内でも第２弾として「土地家屋調査士」を招いて続編を検討しておりますので、その際は是非ご参加頂ければと思います。 最後に、青年委員会内の若手建築士にも様々なスペシャリストがおりますので今回に限らず建築士として益々スキルアップできる様、委員の皆さんと企画を検討しますので次回もお楽しみに！