平成19年6月に関ブロ神奈川大会の第2分科会として開催された本設計競技には176名の登録
39作品の参加が有りました。
大会では公開プレゼンテーションが行われ、最優良賞１作品、優良賞２作品、特別賞１作品が
選ばれました。
敷地提供と建物の建設・販売は神奈川県建築士会の賛助会員である東京電力（土地）と
三春情報センター（建物）にそれぞれ協力頂き、 選考委員として設計競技の審査にも加わって頂きました。
最優良賞に選ばれた東京建築士会会員の横村隆子氏（共同設計者：小石川真弓氏）の案は
「アクティブないえ -いえといえの間をデザインする-」をコンセプトとして集合体としての2棟の住宅を設計し その2棟の間にコミュニティーが生まれる空間を計画しました。また、内部は可動式収納を利用し、 家族のライフステージの変化に対応した様々な使い方が可能です。
　建築士会会員のメリットを目に見える形で実現する事もこの設計競技の大きな目標でした。
当選案が実現するかは設計者と事業者に任せる形となりましたが、うれしい事に平成21年5月
設計競技時の案がほぼそのまま見事に竣工しました。
空き地となっていた約２００㎡の三角形の土地に対し、時代性を持ったテーマを設定し
設計競技を行い結果として土地の有効利用が実現し、設計者にとっても仕事になりました。
設計競技の企画段階から多くの人が係わり、選考委員、事業者はじめ様々な人の
協力・努力が今回の成功に繋がったと感じています。
（関ブロ神奈川大会実行委員会・櫻井泰行）

■関ブロ神奈川公式サイト・常盤住宅設計競技へは≫こちらから