WES News 54 2012年11月 1日

平成24年度上半期活動報告

委員長  杉田 姫美子

今期は「-『地域コミュニティの再生』と『ECO』を考慮した 災害時活用住宅のあり方をテーマに、女性の視点から防災を考える-として今知りたい情報、 勉強したい内容についての意見や建築士として災害時に何ができるのか一緒に考えていこう。」 を活動目標とし、岩手県建築士会女性委員会のご協力をいただき実施した『今、被災地に学ぶ』他、 関連セミナーの開催で多くの皆様にご参加をいただきました。
委員会メンバー一同よりこの場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
先に開催されました10月19日の全国大会「いばらき」女性委員会セッションでも、 これからの被災地支援のあり方として女性の視点からの「自助・共助・公助」について議論が成されましたが、 あらためて継続的な活動の大切さを感じました。
今後も、“女性ならでは”の委員会を意識した活動を発信していきたいと思いますので皆様には引続き、 ご指導・ご協力を賜れれば幸いに存じます。

地盤セミナー 報告

平成24年7月25日(水)に横浜文化体育館  平沼記念レストハウスにて今期テーマの資質向上を目指した勉強会の一環として、 株式会社サムシングの技術者を講師として迎え、地盤に関するセミナーを開催しました。
東日本大震災での地盤由来の住宅の被災傾向・復旧対策事例の紹介後、自分達で地耐力算定をし、 地盤調査内容の理解から地盤の性質を読み取る演習を実施しました。

A 「地盤セミナー」に参加して
  明野 美佐子

「3.11」と呼ばれるようになった東日本大震災から1年5ヶ月が過ぎようとしている。
多くの人が多くの大切なものを失い、その傷の痛みや不安はまだ続いている。残念ながら日本は地震の活動期に入ったことは認めざるを得ない事実で、私達はできる準備をしていく必要がある。このような中、神奈川県建築士会・女性委員会による「地盤セミナー」が開かれた。講師は地盤調査・改良を主業務としている株式会社サムシングの技術者の方で、今回の液状化による被害への対応も数多く手掛けている会社だという。本セミナーでは小規模建築物に焦点を絞り、一般的な地盤調査であるSSとボーリング調査の基本的なことの再確認に始まり、特に今回建築の被害の点で問題となった液状化の判定とその対策について講義された。さらにそれでも液状化による被害が万一起こった際の対応策が経験を踏まえ具体的な形で示された。それは設計業務の流れを意識した実務に即した内容であり、すぐに日々の業務に活かせるものであった。また「理想」だけではなく、予算の状況等ケースに応じた対策や建築物周囲をどのように考えるか等建前ではなくあくまでも現実を見据えた内容が良かった。 建築の設計はさまざまな条件や観点が絡み合い複雑なものである。ある側面のみからの理想を必ずしも追求できないこともあるだろう。 今後、より安全な建物を設計してゆくには地盤を理解した上で状況に応じた様々な対応策を持つことが重要なのではないかと感じた。 セミナー会場で配られたアンケートの中に以下のような質問があった。
「あなたは震災後変わりましたか?」
「具体的に何がかわりましたか?」
その問いかけは深く心に響き、あらためて私達は多くの犠牲を無駄にしない為に変らなければいけないのだという思いを強くした。

B 「地盤セミナー」に参加して
有田 忠史

今年の2月に初めて建築士会に入会させていただき、地盤セミナーに参加させていだきました。
地盤については建築物とは切れない存在であり、自分の仕事上、新築工事を行っておりますので、日々新築の地盤判定を行っており、お施主様の大事な生命と財産を守る上でも大事な部分であることからこれまでも機会があれば優先的に勉強しておりました。 震災後、個人的に千葉の浦安へ足を運び液状化の被害を眼のあたりにしましたが、私自身初めての経験で、水位が高く且つゆるい砂質地盤の危険性を認識させられました。 今回の研修は先の大震災による被災地の写真などを使用し、造成地のヨウ壁や間知ブロックの崩壊、液状化現象により不動沈下を起こしてしまった建物、対策が施されていた為に被害が最小限に食い止められた建物等を写真で見る事が出来ました。 また、地盤改良の種類や方法、不動沈下を起こしてしまっている建物の修正方法など具体的に知ることができ、大変参考になりました。 以前と比べて施主の地盤への認識が変わってきていることは事実としてあり、費用を出せないから地盤改良をしないでくれといった要望はまず無くなってきております。 この大震災の経験をふまえて建築士として、リスクをいかに想定しその対策を講じられるかが大事であり、幅広い知識と経験が必要になってきていると実感しました。また、説明責任も非常に重要だと感じております。 今後、地盤調査の方法もSWS試験だけでなく、液状化マップや土地条件図等をさらに活用し地域の特性に合った地盤調査方法を選択していかなければ ならないと感じました。
本セミナーは、日々の日常業務でルーチンワーク化してしまいがちな部分を改めて考え直すよい機会でした。
またこのような機会があれば優先的に参加したいです。

C 「地盤セミナー」に講師での参加をして
株式会社 サムシング 星 健一郎

東日本大震災では、広い範囲で液状化が発生し、地盤の液状化によって街全体が泥水で覆われる衝撃的な映像がネットやテレビで報じられ、液状化は多くの人の知るところとなりました。
震災後、液状化対策や沈下の復旧方法など、一般の方から直接相談を頂くようになり、被災した自治体の要請を受けて一般向けのセミナーを行うようにもなりました。その際、購入前に液状化の危険性について説明がなかった、ということでお叱りを受けることもありました。液状化については重要事項説明等で義務付けられてはおりませんが、今後は、地盤の性能についても一般ユーザーに対して情報開示が重要となると実感しました。 弊社では、事前に地盤調査と液状化判定を確実に行い、液状化リスクを把握することが最も重要と考えております。液状化対策は確立された工法が存在し、確実に対策された構造物は液状化の被害を免れています。しかし、住宅の場合、敷地の狭さやコストが制約となり、液状化防止の根本的な対策は現実的ではありません。そこで、リスクとコストを睨みながら、最善、次善策を講じて最適な方法を選択することとなります。その為に、液状化の危険度や沈下量といった液状化リスクの把握が必要となります。 液状化リスクを把握するためには、N値だけでなく、地下水位測定と土試料を採取して土質試験を行うことが必要となります。地盤調査には一般にボーリングが用いられますが、宅盤に対しては高コストとなります。サウンディング試験に加えて土試料を採取する方法もありますが、深度が限られるため精度に問題があります。そこで、小型ボーリングマシンを用いて宅盤用に低コストで液状化判定を行える方法についてもご紹介させて頂きました。これにより、液状化層が明確になるため、例えば、液状化しない層まで地盤改良し、液状化が起こっても建物の傾斜を防止する対策が可能となります。 液状化の被害については良く知られるようになりましたが、メカニズムや対策方法については、その原理がやや複雑であるため、一般の方に対してどうすればわかりやすく説明できるか、ということが課題となります。本セミナーが一助となれば幸いです。

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D 「地盤セミナー」企画担当者として
清水 麻紀

「『地域コミュニティの再生』と『ECO』を考慮した災害時活用住宅のあり方」をテーマに、女性の視点から防災を考える長期的なプロジェクトに取り組んでいます。今回はその第3弾として「地盤」について注目しました。平日開催のセミナーでしたが、多数のご参加をいただき、ありがとうございます。  講師には相模原支部及び本会賛助会員でもあり、千葉県建築士会でセミナーを行った実績のある、株式会社サムシングに依頼しました。打合せを重ね、建物の設計業務に携わる方々に改めて理解して頂きたい内容を検討し、本セミナーの内容を決定しました。 セミナーでは主に東日本大震災の地盤に注目した被災状況から、液状化による被災を受けた住宅の復旧方法をご紹介頂きました。
あらかじめ地盤を調査し、可能な範囲で地盤対策をしていると、復旧費用も安く、早く済む事例が多いことが分かりました。
設計者は、建築主に地盤について説明する責任があります。必要があれば費用をかけてでも追加調査の実施を提案すれば、 被災住宅を減らせることも分かりました。
後半では、住宅で用いられるスウェーデン式サウンディング方式による地盤調査の考え方を説明して頂きました。
得られた数値から地耐力を算定する簡単な演習を行いました。 基本的な減災害対策の一部を知る機会が得られとても良かったです。

建築士会全国大会「いばらき大会」 報告

平成24年10月19日、秋晴れの中、茨城県立県民センターにて第55回建築士会全国大会「いばらき大会」が実施されました。 妹島和世氏や徳川斉正氏による記念講演会、地域交流見学会など様々な企画がありました。 東日本大震災後の開催ということもあり、「地域との連携を考える」をテーマに青年・女性・まちづくり委員会で交流セッションが開催されました。

A 女性委員会担当「交流セッション」に参加して
浦 絵美

「東日本大震災に思う、女性建築士の視線から-リスクの認識・共有・対策-」をテーマに、前半は、岩手・宮城県建築士会からは「支援」、福島・千葉県建築士会からは「被災状況」の報告がありました。 支援に行く側・迎える側、各々の準備があり、支援タイミングの見込みは難しいことを実感致しました。支援者の受入準備にはソフト・ハード面があります。「被災経験談を支援者に伝えることで乗越えることが出来た」・・・ソフト:被災者の心の準備は並大抵のものではないと思います。「数回目の支援時には、手作りお昼ご飯を用意して頂いた」・・・被災という事実を乗越えるには時間を要するため、心を交わすには何度も支援を行う事が重要だと再認識致しました。  被災状況には、避難所・仮設状況も含まれます。孤独化を軽減するための仮設住宅配置、高齢者・障害者・女性用のトイレは、今後の課題であり、女性・生活者視線からの提案も含まれると感じました。 福島の現状は、お聞きすればする程、大変なことが未だ起きていると分かり、言葉が見つかりません。「福島県民がして欲しいことは、様々な人の訪問」とのことです。  色々と考えさせられた交流セッションでした。

B 女性委員会担当「交流セッション」に参加して
水澤 結花

交流セッションの後半はパネルディスカッションでした。その中で今年6月神奈川県建築士会女性委員会のセミナ−講師をしてくださり、現在も「花咲プロジエクト」を継続中の岩手県建築士会小山田さんより、今後は花コンテナの植栽・配布だけでなく仮設住宅住居者の方々に「住まいの困り事相談」を追加していきたいとのお話しがあり、「これは何度も現地に伺って交流を深めてきたからこそできる活動です。」との言葉に、被災者の方々への支援活動の継続性の大切さを改めて感じました。 また、高齢者や障害者、妊産婦など、特別な配慮を要する災害時要援護者に配慮した「福祉避難所」について各県の設置状況などのお話しを伺いました。私自身を含め被災県でも震災当初はその存在を知らなかったとの声も聞かれ、国制定の「福祉避難所」をもっと周知させることが必要なのではとの意見が出ました。 最後に、震災後皆でリスクと付き合っていく仕組み作りにおいては『情報の共有化』が大切であること。
そして「今後も継続して『情報発信』をしていきたい。」という永井連合会女性委員会委員長の力強い言葉に参加者と共感しながら、 有意義なセッションの幕を閉じました。

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青 年 委 員 会 だ よ り №15

建築士の為の発信力「facebook活用セミナー」
青年委員 小野寺安紀子

今なぜSNSの中でフェイスブック(以下fb)が騒がれ、多くの企業からも注目されているのか。 4月21日(土)、波止場会館会議室において導入編として「建築士のためのfacebook活用セミナー」を開催致しました。講師は㈱角川デジックスの吉川栄治氏。参加者はモバイル環境ごとのテーブルに分かれ、第一部の講演の後、第二部は建築士会会員とパネルディスカッション形式での実用法の話など。アンケート回答者の8割が続編を希望され、質疑応答は3時間の開催時間内に収まらない程の盛況ぶりでした。 以前からfbに興味はあったものの、なんとなく足を踏み入れる勇気がなかった私ですが、今回のセミナー開催をきっかけに活用し始めました。プライバシーや発言への配慮は必要ですが、その連携性や具体的な有効活用法を知り、迅速な情報共有が可能なアクティビティを使って、今では建築士会会員同士の交流が、より活発に出来るまでになりました。何よりfb上で実名での交流を続けていると、その人その人の人柄に気付けます。委員会の定例会では、委員同士が毎日顔を合わせているかのような親近感さえ覚えました。 今後は青年委員会fbページを使って、士会会員や地域等に向けた情報発信、遠方との活動交流への活用など、相共に発展する力へと繋いでいければと思いました。

▼フェイスブックセミナーの様子

スキルアップセミナー「横浜のまちづくり・ 港ヨコハマと丘のヨコハマのまちづくりを考える」
青年委員 伊東 良平

9月26日、横浜市職員(都市整備局地域まちづくり課兼青葉区区政推進課)で、建築士会常任理事でもある、小笠原泉さんを講師に招き、スキルアップセミナー「横浜のまちづくり・港ヨコハマと丘のヨコハマのまちづくりを考える」を開催しました。  さすが現役職員だけあり、事業の実現に至る市の歴史や、各事業に係るさまざまな逸話など、細かくかつ熱のある解説をしていただきました。  一般に「ヨコハマ」という名前で印象付けられる「港ヨコハマ」だけでなく、実際に多くの市民が住んでいる南部や内陸部の「丘のヨコハマ」のまちづくりについて、宅地造成により住宅開発が進んだ地域の特徴や、いま抱えている課題などをお話いただきました。

▼スキルアップセミナーの様子

関東大震災、戦災、占領軍による接収、高度成長期の人口急増、横浜が抱えていた多くの問題をどのように解決してきたか。市政100周年・開港130周年に向けて行われた「横浜六大事業」や、港北ニュータウン・東急田園都市線沿線部で行われた開発などの解説をいただきました。田園都市線が元々「ターンパイク」(山間道路)として計画されたことや、宅地開発指導要綱策定に当っての民間事業者との折衝の逸話などが関心を引きました。 今後もこのような会員が講師となるセミナーを続けてゆきたいと考えております。

情報広報委員会編集協力
支 部 ・ 委 員 会 だ よ り №9

横須賀支部から
支部創立60周年 記念式典・記念講演 ~記念すべき60周年を迎えて~
総務委員長 加藤 雄治

横須賀支部は昭和27年11月に設立され、横須賀市、三浦郡(現在の逗子市、三浦市、葉山町)会員で結成、11月29日に創立総会が開催されたと聞いております。 それから60年、紆余曲折あったのではないかと推測されますが先人の皆様のおかげで創立60周年を迎え、去る9月28日(金)によこすか産業交流プラザにて創立60周年記念式典・記念講演会が開催されました。 花方会長をはじめ、各支部長の皆様にはご遠方よりお越し頂きまして誠にありがとうございました。 おかげさまで64名定員の会場はほぼ満席で盛況のうちに開催することが出来ました事を御礼申し上げます。 第1部の式典の中で歴代支部長への感謝状の贈呈、 支部活動報告として被災地訪問の様子をビデオ上映致しました。第2部の記念講演では支部の顧問であり関東学院大学名誉教授であります棈木先生に“こんなに簡単だったのか建築の振動理論”と題し、ご講演を頂きました。 また支部創立60周年に合わせ記念事業実行委員会として記念誌の作成もおこないました。ご寄稿を頂きました皆様には重ねて御礼申し上げます。 これから80周年、100周年と横須賀支部に携わっていけますよう微力ながら頑張りたいと思っております。

▼記念式典

▼記念講演

中支部から
第10回活動交流会・中支部大会のお知らせ
高齢化社会に求められる建築とは、建築士の役割とは
土井 幹夫

2018年をピークに神奈川県の人口は減少していきます。中支部では10年ほど前に、厚木の老健施設の見学を行って理学療法士・作業療法士さん達のお 話を聞きました。 高齢化社会に直面し、中支部管内にも高齢者を対象にした施設がどんどん建設されています。
高齢者のためのケアハウス・住宅型有料老人ホーム・グループホーム・養護老人ホーム・特別養護老人ホーム・健康型有料老人ホーム・高齢者賃貸住宅・在宅介護の住宅など多々あります。 過去・現在・未来と私たち建築士に求められる資質は変化しています。求められる建物要素も変ってきています。これからの福祉社会の仕組・運営はどう変るのか?現状はどうなのか? それぞれの分野の第一線で活躍している方々の生の声や実体験からその時、建築に何を求めているのか、発表していただき、 更にパネルディスカッションを行って、建築士の資質の向上に役立つものを探りだすことを趣旨として、活動交流会を開催します。
【日時】平成25年2月9日(土)午後1時~
【会場】二宮町・町民センター(駅から徒歩約5分)
◎なお、当日は二宮町の「菜の花祭り」の期間中です。
吾妻山公園の頂に広がる菜の花畑越しに眺められる相模湾や富士山はちょっとした風景です。
お弁当持参で講演前のひと時を過ごしてはいかがでしょうか。吾妻山公園は会場の裏手の山で駅から約25分です。

相模原支部から
平成24年度相模原支部バーベキュー大会
佐藤 ユリ

8月18日土曜日、相模原市緑区の上大島キャンプ場にて41名参加で毎年恒例バーベキュー大会を行いました。  今回はすいか割りの他にビンゴゲームがありましたが、そのゲームの最中、物凄い雷雨!皆でテントの中に集まってゲームを楽しみました。  曽根支部長はじめ、みなさんの楽器の演奏で大盛り上り。皆の反響は良かったです。 来年のバーベキューはもっと沢山の人が来るように、広報も考えなきゃいけないかなと思いました。 実行委員長、準備・進行お疲れ様でした。

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建築史図説編纂特別委員会から
図説 近代神奈川の建築と都市
委員長  星野 芳久

平成25年3月1日。神奈川県建築士会の創立60周年を祝うその日に、この本は刊行されます。幕末から第二次世界大戦終結の昭和20年までを対象とし、神奈川県内につくられた優れた建築をビジュアルに紹介しようとするものですが、「建築」には単体としての建物だけでなく都市形成のあらゆる側面が係わることから、このような書名となったものです。 世界との往来が船によって行われていたこの時代、国際港・横浜を擁する神奈川県はわが国きっての先進地であり、従って建築もまた時代の先端をいく優れたものが多く作られました。それを、写真や図版を多用して紹介していますので「見るだけでも楽しい」ものといえると思いますし、そうしたいものと、執筆者一同、最後の追い込みにかかっているところです。 この本は四半世紀の歳月の末についに日の目をみるに至ったのですが、それまでにお寄せいただいた当会の会長・役員・会員の皆様、ならびに出版費用を助成してくださる(財)神奈川県建築安全協会様に、深く感謝申し上げるものです。 皆様、本書の出版をどうぞ楽しみにお待ちください。

教育講習委員会から
建築コンクール見学会および講習会のご案内
~ 秋の実りを収穫しよう!~
副委員長  高橋 秀行

① 平成24年11月22日(木)
「第56回神奈川建築コンク-ル入賞建築物バス見学会」を行います。昨年は震災の影響により自粛した為、 一年空けての開催です。応募建築は全体で158件となり、一般建築部門の最優秀賞と優秀賞の4作品を見学します。 設計者の説明を聞きながらゆっくり見学し、自己の研鑚の一助として下さい。
② 平成24年12月4日(火)「住宅瑕疵担保保険履行法講習会」を開催します。 施行から3年を経過しましたが、事故・瑕疵・不具合等を巡って、住宅購入者と住宅供給者との間でトラブルが出ている様です。 設計施工基準・事故事例を中心としたテーマで講義を致しますので、更に理解を深め業務にお役立て下さい。

福利厚生委員会から
相模原バスハイクの報告と研修旅行のご案内
~ 県民も知らない神奈川探訪の旅 ~
委員長  松山 克己

7月26日(土)相模原支部のご協力の下、旧津久井郡をめぐる旅を43名の参加者にて、猛暑の中開催しました。
尾崎咢堂記念館・小原宿本陣・石井家住宅と、旧津久井郡にある施設を見学し、藤野芸術の家にあるレストランで昼食をとりました。
地元相模原の方でも初めて訪れた人が多く、建前のときに富士山が噴火し、その時の火山灰を使っている火鉢のある石井家住宅など、 参加者一同新しい発見の連続でした。
また憲政の神様と言われた尾崎咢堂の記念館では、丁寧で熱心な解説により、偉大な人物だったと認識しました。
是非永田町の憲政記念館にも訪れてみたくなりました。

▼小原宿本陣にて

今回JR町田駅を乗降場所に加えた結果、相模原支部関係者9名を含め半数近くが利用し好評でした。 今後も、各支部とのコラボレーションにより、神奈川再発見の旅を検討していきたいと考えていますので、皆様の参加をお待ちしております。
★12月1日~2日 研修旅行のご案内★
~ いにしえの人々の技による建物を巡って ~
今回の研修旅行では、信州上田の北国街道では旅籠・旧家の面影を残す町並み、群馬県前橋では臨江閣、カトリック教会や県庁昭和庁舎、 川越蔵の街などを訪れます。宿泊は100年余りの歴史を持つ戸倉上山田温泉で日頃の疲れを癒し、懇親を深めたいと思います。
乗車場所は横浜の他、JR町田駅でも可能となっておりますので、会誌案内等により是非お申し込み下さい。
見学・宿泊料・食事4回・懇親会・ビンゴ・車中飲み物など総て含んで参加費25,000円です!

『編集後記』

秋の到来とともに始まった54号編集も無事終了を迎え、前半は実りある秋となりました。
後半こそは食の秋を満喫予定です。
皆様はどのような秋をお過ごしですか。(浦 絵美)

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