【創立60周年記念「図説 近代神奈川の建築と都市」の出版について】

建築史図説編纂特別委員会委員長　星野芳久

（社）神奈川県建築士会来る3月1日に、神奈川県建築士会創立60周年記念講演会・記念式典が開催されます。このよき日に当り、「図説 近代神奈川の建築と都市」が出版されます。
この書籍は、幕末・明治維新期から第二次世界大戦終結までの約90年間を対象とし、県内に作られた数々の名建築と県内諸都市の様相を、多数の図版と説明で紹介するものです。
具体的には、全編を３部構成とし、第１部では５人の博士を含む気鋭の執筆陣により500上の写真や図版をもとに、その時々の社会状況との関連で建築（建築物や都市）の意義や特徴が説明されています。学術的な価値を有するとともに、興味深い読み物と云えるでしょう。「第２部」は、その内の代表的な建築物を彩色の立面図で表現したもので、見るだけでも楽しいものです。そして「第３部」は、時代を問わず県内の有形文化財（建造物）を網羅したリストで、貴重な資料となるものです。市町村別に整理されているので検索が容易なうえに、各文化財の構造や特徴についても解説されています。
この書籍は、当士会の周年記念物として、3月1日の記念講演会・記念式典に参加された方に進呈されます。書店では販売されませんので、この機会を逃すことなく是非ご入手ください。そして、当士会の創立６０周年を共に喜び、今後なお一層の発展を期そうではありませんか。

※創立60周年記念講演会・記念式典については、こちらをご覧ください。
http://www.kanagawa-kentikusikai.com/topics/192.html

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